永遠のハーモニー・OBOG合唱団

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南高100周年式典・祝賀委員会 文化・芸術系プロジェクトグループ

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団員の結束が強く、盛り上がった「OBOG合唱団」の結団式

 

 南高創立100周年記念事業のひとつ「OBOG合唱団」は、式典・祝賀委員会「文化・芸術系プロジェクトグループ」として、2007年2月24日、東急スクエア・クレアにて結団式が行われた。

 

 「もともと南高は音楽が盛んで熱心な先生も多い。結成の声が多かったのは、皆さん合唱に良い思い出があるのでしょう」と、舞踏家で合唱団の団長を務める伊藤淳子さん(S27年卒・写真中央)。「初対面でも同窓生としての連帯感があり、団員同士の絆はすぐに深まった」という松田有子さん(S39年卒) 。

 合唱指導では定評のある松田さんが指導・指揮を担当することで、30〜80歳代の団員23名が結集した。また、すでに合唱団のボイストレーニングや指揮をしていた松田さんから、合唱団員として多くの卒業生を紹介され、その後一挙に60人近い団員になった。また、榎本校長の提案で、練習会場には校内施設を提供され、「ぜひ今年の合唱祭に特別出演して歌ってください。」と励ましをいただいたことで、「私たちは現役に負けないぞ!」と、結団式の雰囲気は一気に盛り上がった。

「南高合唱祭」と八王子市民文化祭「合唱の集い」に出場

 平成19年6月6日、八王子市民会館で行われた「第62回南高合唱祭」にOBOG合唱団の31名が特別出演をした。

 

 後輩の生徒たちクラス対抗コンクールの審査時間の間を使って、松田有子さんの指揮で「さくらさくら」と「ほたるこい」を歌った。

 場内アナウンスが特別出演を告げ、白のブラウスに黒のスカートのお揃いで登場すると、客席から喚声が沸き起こった。会場で聴いていた100周年実行委員やPTAから、「普段接している皆さんとは思えないくらい上品で、歌が上手かった。」、「現役生徒は2部合唱だったが、OBOG合唱団は3部合唱だったので、響きが美しかった。」と、評価は上々だった。

 結団式から8回の練習を経て、11月4日に八王子市主催の第29回市民文化祭「合唱の集い」に出演した。他に出演した合唱団やサークルよりも発声が素晴らしく、揃っていると観衆から拍手喝采を浴びていた。指揮をする松田さんの熱心さと、卓越した指導が団員に浸透し、翌年の母校創立100周年記念式典や祝賀会が待ち遠しく、月2回行われる練習風景(写真)も次第に熱気を帯びてきた。

伝統ある「南高合唱祭」に、2年連続で特別出場

 「第63回南高合唱祭」は、平成2065日に八王子市民会館で開催された。「湧き水は… 」 なつかしい校歌が会場いっぱいに流れ、生徒たちの心地よいハーモニーにはうっとりした。

 昨年に続いて今回2度目の参加となったOBOG合唱団も松田先生の熱心な指導のもと、「ふるさとの四季より・春〜秋」を披露した。会場に美しいハーモニーが穏やかに流れ、今秋の記念式典・祝賀会での歌声がたのしみだ。FM立川放送に出演したり、朝日新聞多摩版にも紹介されるなど活躍はめざましい限りである。

 

最後のお披露目! 100周年「記念式典」と「祝賀会」に連続出場

 20081011()、雨のち曇り。ついにめざしてきた「南高100周年記念式典」が八王子市民会館で開催された。参加者は在校生全員に、来賓、学校教職員、PTA 関係者、100周年実行委員会関係者、あかね会会員など約1,800名が会場を埋め尽くした。第1部の式辞・祝辞の挨拶に引き続き、生徒が中心の第2部「記念行事」が始まった。映像劇や吹奏楽部とダンス部の共演、和太鼓演奏に続いて、いよいよこの日のために結成された「OBOG合唱団」の出番がやって来た。松田有子さんの指揮のもと、白のブラウスに黒のスカートで着飾った総勢50余名が舞台に揃った(写真左下)。小介川淳子さんのピアノ伴奏に合わせて「ふるさとの四季・春〜秋」と「川の流れのように」を歌う絶妙のハーモニーは、厳粛で心洗われるものであった。

 同日夕方から京王プラザホテル八王子に場所を移し、OBで結集された100周年実行運営委員会が中心になって「南高100周年祝賀会」が盛大に開催された。

 

松田有子

 元NHKアナウンサー山根基世さんの司会で祝賀会が始り、ここでも「OBOG合唱団」の出番が待っていた。それもこれが最後の晴れ舞台である。長い間練習を重ねてきた集大成の披露で、松田有子さん(写真上)の指揮で「ふるさとの四季」、「愛燦々」、「川の流れのように」を見事なハーモニーで熱唱し、フィナーレを締め括った(写真右下)。

          

振り返ってみて OBOG合唱団 役員代表  伊藤 淳子

 「OBOG合唱団」は結成してから41回の練習と、3回の舞台を経て、本番の平成201011日を迎えたのですが、思えば暖冷房のない小ホ−ルでの練習、掃除をして椅子を運び込み、そして片付け、学校が使えないときは抽選で市民センタ−を借りたりと、練習場所のことでは大変でした。

 

 後半は学校側の協力を得て、ほとんど理科講義室を借りることができ、本当に感謝いっぱいです。

 松田有子先生の熱心な指導のもと、和気あいあいと気持ちを一つにして練習に励み、その成果は日を追う毎に高まり絶好調で本番、当日は大変好評を得てホッと胸を撫で下ろした「記念式典・祝賀会」の長い一日を終わりました。そして平成20 年11 月18 日東急スクエア・クレアで「OBOG合唱団」は、偉大な役割を終えてお別れ会を迎えました。

*この記事は「南高100周年広報紙」に掲載されたものを抜粋・集大成して、広報委員が一部加筆したものである。