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南高生が発掘した「子抱き土偶」

 

 子抱き土偶

子抱き土偶

 

 今から40年ほど前の昭和43年8月、当時南高3年生で地歴部の菱山剛秀君が、八王子市川口町の宮田遺跡から発掘した「子抱き土偶」。

 

 今から約4,500年前の縄文時代中期のもので、乳児を抱いた土偶はとても珍しく、日本で初めての発見でした。

 首から上が欠損しており、現存する高さは71mmと小さく、母親が幼子を抱いて横座りするその姿は、安産祈願の崇拝物なのでしょうか。

 

 この「子抱き土偶」は歴史教科書でも紹介され、日本の貴重な文化財として、最初は上野の国立博物館・考古館に展示されていましたが、現在では千葉県佐倉市の国立歴史民族博物館で実物を見ることができます。

 

 また、母校には、母親の頭部を復元したこのレプリカが寄贈されています。