吉田美江さんが、絵本『長安さまのまちづくり』を出版

20150305

 

 


 八王子で民話の語り部として活躍している吉田美江さん(旧性清水・昭和38年卒)が、このたび『長安さまのまちづくり』(文・吉田美江、画・長野美穂)という新刊を、地元の揺籃社から出版しました。江戸時代の初期・慶長年間に地元八王子の代官として民衆のための街づくりに貢献した大久保岩見守長安の活躍を、文とイラストで解説したA4サイズの上製絵本です。
 子供だけでなく、大久保長安のことをよく知らない大人にとっても、入門書として容易に理解することができます。私たち子供の頃、マンガや時代小説で、たびたび悪人として登場していた大久保長安。その真の姿や行動を知る上でも、とても参考になります。
 なお、吉田美江さんは、地元に残る昔話を通して、市民講座『八王子の町づくりに見るむかし話』の講演も行っています。
 5年ほど前、郷土史研究家で歯科医の新藤恵久さんが監修された『まんがで読む八王子歴史物語』第1巻(揺籃社、画・松田純)が発行され、千人同心や大久保長安などがクローズアップされました。以来、地元では大久保長安に静かなブームが起こり、一昨年は没後400年を記念して、地元八王子では郷土資料館などで関連イベントが催されていました。
                          (広報)