卒寿の記念書道展― 坂口田鶴子さん

20120312

 

 

 

 

  

昭和9年八王子市立小学校6年の書き初め展の課題
「忠誠尊皇室孝敬事天神」

 

 老馬智

 昭和14年卒の我らが大先輩、坂口田鶴子(旧姓山本)さんの卒寿記念書道展が、3月10日〜16日まで、府中グリーンプラザ分館で開催されています。

 小学校教師を38年間勤め上げ(主に八王子市)、90歳の現在も書道教室主宰者として、府中・八王子で活躍中です。 坂口さんは母校南多摩高校の前身、私立八王子女学校の創設者横川楳子女史の、現在ただ一人の血縁者です(彼女の祖父の姉が楳子女史)。3月31日発行予定の広報「あかね会100周年記念号」会員通信欄に、「最後のクラス会」と題して、第四高女時代の思い出を寄稿されています。

 日々の生活も前向きそのもので、書道、読書は勿論のこと、昭和13年から日記を一日も欠かさず書き続け、新聞掲載のパズルや間違い探し、数読などにも挑戦。毎日楽しいことが一杯で、落ち込むということがない!!とのことです。

 今回の書道展はお嬢様との二人展。坂口さんは自作の短歌や、定家、白秋、牧水をはじめ高名な歌人の詩を、流れるような美しい万葉仮名で、約40点展示しています。

 すばらしい人生の過ごし方の大先輩、坂口田鶴子さんの書の数々を拝見しているうちに、元気や勇気が湧いてきました。

(広報)


坂口久峯「卒寿記念親子展


日時:平成24年3月10日(日)〜16日(金)

    10時〜19時(最終日のみ:17時)

場所:府中グリーンプラザ分館(京王線府中駅下車1分)

電話:042-340-0211代

主催:坂口久峯(田鶴子)・紀峯(夏緒)

講演:東洋書道芸術学会