回想・卒後61年目の80歳 都立南多摩高校・同期会レポート

20161215

 

 

 2016年10月18日(火)、母校に近い、八王子市明神町のホテル「ザ・ビー八王子」で、昭和30年3月に卒業した同期生66名が、「傘寿記念同期会」に集まった。
 卒業後、大げさに言えば“空前絶後"になるこの同期会は、実に61年ぶりの友に再会できるという貴重な機会だった。
 桜開花のニュースが出始めた3月下旬、私は同期の小室節子さんから突然のお電話をいただいた。八王子在住の大塚光代さんたち仲間と話し合って、第7回卒業生の同期会を開催することになったので、ぜひ主幹事になってほしいというお話だった。理由は、卒業時期に私が生徒会長だったからということだった。断る理由もなく、何より級友たちと再会したかったので、快くお受けしたというのが経緯です。
 開催に際して、何人にご案内をすべきか、平成20年の南多摩高校創立百周年式典の時点で、現住所が判明している方々を調べたところ、昭和30年卒業生全7組の約350人のうち205名が該当しました。8月1日一斉に案内状を送りました。出欠の回答を締め切った8月20日の結果、興味深いことが分かりました。
 出席 69人 (3人は当日欠席) 34%
 欠席 82人 40%
 無回答 54人 26%
 また、出席者は現在どこに住んでいるかは次のようになりました。
 八王子市内 25名 約38%
 都内他市区町 21人 約32%
 神奈川県市町 13人 約20%
 千葉・山梨・福島県・埼玉県 7人 約10%
 最後に、出席者の男女別を見るのも面白い。卒業時の男女別比率を考慮しても、女性陣の優勢が目立つように思えました。
 男性 12人 約18%
 女性 54人 約82%
 総合司会の小室節子さんのリードで会は始まり、私の開会のあいさつのあと、既に天寿を全うし先に逝った同期生を偲び皆で黙祷を捧げました。次いで校歌の斉唱は、長田百合子さんのリードで同窓会あかね会の田中みほ 副会長のご厚意でお借りできたビデオの中の横井明子先生(母校の元音楽教師)の合唱指揮に合わせ、会場いっぱいに声を響かせ学校時代を懐かしみました。
 メインイベントの宴会は、倉茂光子さんの乾杯で始まり、大塚光代さんの司会で9つの大テーブルに分かれた参加者を次々に回り、近況を話していただきました。最後まで、当時の名前や顔と一致しないなど、61年ぶりの長い空白を埋めるのは大変でした。会は、橋本智代さんの感動的な閉会の言葉で、別れを惜しみつつ終えました。
 ここに掲げた66人の弱冠80歳の仲間をとらえた写真は高島勲さんのカメラ。この群像の中の何人の名前を、あなたは当てることができますか。
■最後に、今回の同期会の準備したメンパーを紹介いたします。
 《主幹事》赤倉昭男《副幹事》小室節子、大塚光代《幹事》猪俣昌子、小川清志・路子夫妻、長田百合子、倉茂光子、桑原直子、小堀誠一、高島 勲、土屋政子、橋本智代、山田悦子(幹事50音順)  以上 
                                                          (赤倉昭男)


 

   
参加者の集合写真